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国際グラフ 2004年9月号
対 談:代表 上岡 重夫  ゲスト 清水 章吾 様(俳優)
清水: 本日は大阪市にございます(有)クルマヒキトリドットコムさんにお邪魔し、上岡代表にお話を伺ってまいります。

業務内容がひと目で分かるご社名ですが、私の知る限り車引き取りのみを専門に行う会社というのは珍しいのでは。
上岡: おっしゃる通り、これまで解体業者さんが廃車も扱うという程度で、私どものようなスタイルで車の引き取りを専門に行う会社はほとんどございませんでした。
当社では登録抹消手続きを行うなど、廃車時の一切の手続きをお引き受けしていますので面倒がないとご好評頂いております。

清水: 私は以前ベンツのディーゼルに15年ほど乗っていたのですが、車検があまりにも高いため泣く泣く廃車にした経験がございます。このように引き取られた車の中にはまだまだ乗れる物も多いのではないですか。
上岡: そうですね。現在当社では月に50〜60台の引き取りを行っていますが、そのうち数台はバッテリーを換えるだけでまだまだ乗れる車もございます。
清水さんのように車検に伴い廃車を決意される方や、長年乗り続けてとうとう廃車の時期を迎え、車との別れを惜しんで最後に写真を撮っていく方などお客様も様々ですね。

清水: まだまだ使えるような車もすべて廃車にしてしまうのですか。
上岡: 当社は基本的に小売りをしていないのですが、ご注文を頂ければご希望の車種をお分けすることも可能です。
日本国内で流通しなくなった古い車でも、海外では購入を希望される方がいらっしゃるということで専門の輸出販売会社さんもございまして、そうした会社さんとのお取り引きもしばしばございます。

清水: 車に対する考え方は国によっても違ってくるのでしょうね。
上岡: 日本は税制上も6年で評価額0になってしまい、10年程で廃車にするのが常識となっています。
そのため「この車を廃車にしてしまうのか」と思うような車も多く、非常にもったいないと感じますね。
子供さんがラジコンカーを電池がなくなったりバッテリーが上がってしまったからと言って捨ててしまうのと同じような感覚かも知れませんね。
私は以前長らくアメリカに滞在しておりましたが、あちらでは「車は形があって動けばいい」という考え方が主流で20年以上同じ車を乗り続けているというケースもざらにあるのですよ。

清水: アメリカへはお仕事で。
上岡: 平成元年頃、ヘリコプターの免許取得のため半年の予定でオレゴン州に渡ったのですが、当時は車の並行輸入が盛んで、ロサンゼルスで車を買い付け並行輸入をしていた東京の知人に頼まれ、雑誌や新聞の売買市場をチェックして目ぼしい車があれば1台、2台と送っていたのですが、それがいつのまにか本業になり、そのまま12年間アメリカに滞在することに。

清水: 当時は並行輸入に大きなメリットが望めたのでしょうね。
上岡: 1ドル80円の時代でしたからね。アストロバンやボルボのステーションワゴンが日本で570万円程する時に、アメリカではその半値以下の3万ドルで手に入れることができました。
清水: では、日本で車引き取りに着手しようと思われたきっかけは何だったのでしょう。
上岡: 円ドルの相場が変化し商売が成り立たなくなったため2年前にアメリカでの事業をたたんで帰国しましたが、数十年来の付き合いになる知人のアドバイスを受けて「大手が手掛けていない分野を」と考え当社を創業致しました。
当初はパソコンと電話のみを使って引き取り業務を行っていたのですが、お陰様で引き合いも多く書類の受け渡し場所も必要ということで昨年の5月よりこちらに社を構えております。

清水: 社長はもともとこちらのご出身でいらっしゃるのですか。
上岡: いえ、私は東京の出身なのですが、アメリカで知り合い結婚した妻の郷里が大阪だった関係でここ淀川区で創業した次第です。

清水: これまでのところ、運営は順調といった感じでしょうか。
上岡: 社に車をご持参頂いた方には抹消登録手続きを含めて1万円というリーズナブルな料金設定が好評で毎週10台以上の廃車のご依頼を頂いております。
清水: スタッフは何名おられるのでしょう。
上岡: 現在スタッフは2人ですが、忙しい時期には妻の手も借りています。
特に3月の年度替わりの時期が繁忙期になりまして、翌月から税金が発生するということで問い合わせや依頼が殺到しますね。

清水: 引き取りを受ける地域はどの範囲までですか。
上岡: 東京のパートナーとの連携もございまして、北は仙台から太平洋沿岸を中心に中国地方の一部までカバーしています。
来年1月1日からはリサイクル法も本格的に施行されますので、今年の暮れあたりからは更に忙しくなるだろうと予想しています。

清水: リサイクル法が良い追い風になるわけですね。
上岡: 予想通り順調に需要が見込めるようであればもう1店舗立ち上げたいと考えています。
取次店でも構わないのですが、大阪なら大阪、京都、奈良と各都市の中心街に引き取りの窓口を増やすことができれば嬉しいですね。実は今年の2月からは大阪でラジオCMも行っていまして、そちらの反響も大変大きいのですよ。

清水: 車を確実に安心して託せる会社として、今後更にニーズは高まることでしょう。
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